
あらゆるスポーツの中でも、レフティ、つまり左打ちのプレーヤーが少ないのがゴルフの特徴かもしれません。
幼少の頃からゴルフを始める時に、左利きの子供に右打ちにするか、左打ちのまま始めるかで悩む親御さんも多いと聞きます。
大人になってから左利きの人がゴルフを始めるとなると、まずは練習場の環境の問題があります。
練習場の打席は右利きの人用が圧倒的に多く、また左利きの打席でも、右利きの人と向かい合わせに打席に立つことになるので気まずい、という事があります。
そして、左利き用のゴルフクラブが少ないことも、なかなかゴルフに踏み出せない理由だと思います。
ですが、よく調べると左利き用のクラブも意外と発売されていることに気が付きます。そこで、ここでは左利き用のクラブの種類が多いメーカーを中心にお薦めを探ってみたいと思います。
世界を制したレフティとは?

世界一有名なレフティといえば、フィル・ミケルソンであることは異論がないと思います。
1991年にアマチュアとして「ノーザンテレコム」で米ツアー初優勝を飾ると2004年の「マスターズ」、2005年の「全米プロ」を制してメジャー2冠を達成し、以後2006年、2010年と「マスターズ」を制覇しました。
2013年には「全英オープン」に優勝してキャリアグランドスラムに王手をかけるなど、押しも押されぬスタープレーヤーとなっています。
この人の面白いエピソードは、本来右利きなのに、父親のスイングを鏡に映すように真似てゴルフを覚えたため左打ちになったということです。
意外と多いレフティ
フィルミケルソン以外にも米国ツアーを見渡すとレフティが多いことに気が付きます。
以下、2003年、2004年と「ジェネシスオープン」を連覇したマイク。ウィア、2014年、2016年、2018年と「ジェネシスオープン」を3勝しているバッバ・ワトソンもレフティです。
他にも気鋭の若手ポール・ピーターソンなどの選手がいます。
これは米国では幼少の頃から本人の自主性に任せて、左利きなら左で打てばいい、という教育を施してきたためと思われます。
必然的にレフティのクラブも海外メーカーの方が種類も豊富になっています。
主だったメーカー、テーラーメイド、キャロウェイ、ピン、プーマコブラなどからレフティのクラブが発売されていますし、本国では日本に比べて需要も多いようです。
日本のメーカーもレフティのクラブはそれぞれのブランドの代表的なモデルで用意しています。ですが、シャフトの選択肢などはまだまだ少ないのが現状です。
また、全体的にプレーヤー人口がすくないため、中古クラブの流通量も少ないです。
おすすめレフティー用クラブ
まとめ
国内外を問わず、まめにチェックして「左用あり」を見つけたら、打てそうなヘッドのクラブを、リシャフト(シャフトを挿し替えること)を念頭に選んでみるのがお薦めです。