国内、海外を含めてたくさんのゴルフクラブメーカーがあります。

 

ゴルフ雑誌にもたくさんのメーカーが広告を載せていますし、トーナメント中継でも選手それぞれメーカーのロゴ入りキャップを被っていたり、キャディバッグを目にします。

 

どれがどれやらよくわからない、というのが本音だと思います。そこで、ここではよく目にするゴルフクラブメーカーの紹介と、初心者にお薦めのメーカーをお伝えします。

生まれが違えば性格も違う

国内、海外を含めてゴルフクラブメーカーには2通りの生い立ちがあります。

 

それは創業以来プロ、トップアマのためのクラブを製造してきたメーカーと、アマチュアがやさしく扱えるクラブから作り始めたメーカーとの2通りです。

トッププロ・トップアマ

前者の代表格が、ブリヂストンゴルフ、ミズノ、ダンロップそしてタイトリスト、テーラーメイドです。後者の代表格は、キャロウェイゴルフとピンゴルフ、プロギアになります。

 

1980年代に日本のゴルフ界を席巻した尾崎将司、青木功、そして中島常幸のトッププロの要求に応えるべく、ブリヂストン、ダンロップ、ミズノそれぞれ薄いヘッドで操作性を持たせました。

 

しっかり打ち込むことで適度なスピンがかかるような、製品精度は高いけれど、アマチュアが使えばスライスのトップボールしか出ないような、難しいクラブを作ってきました。

 

米国の大学のゴルフ部員でトーナメントプロを目指して研鑽している学生に、やはり高品質のクラブを提供してきたのがタイトリストであり、テーラーメイドでした。

 

タイガー・ウッズが大学時代はミズノ、プロ入り後しばらくタイトリストを使用していたのは有名ですね。

アマチュアにやさしい

一方で、力が落ちてメンバーコースの200ヤード先のクリークが越せないと嘆いていた父親のために、低重心でシャローなフェアウェーウッドを製作して提供したのがイリー・リーブス・キャロウェイ氏でありその後ひたすら低重心のやさしいクラブ作りを続けています。

 

創業者カーステン・ソルハイム氏がパット下手なことから自分でやさしいパターを設計して、それが大ヒット、そのパターの打音が「ピンッ」と澄んだ音だったことからピンという会社名にしたのがピンゴルフの始まりです。

 

また、ドライバーがどれも高重心で、力があるゴルファーしか飛ばせなかった時に、ヘッドをひっくり返して低重心にするという逆転の発想でだれもが飛ばせるドライバーを作ったのがプロギアでした。

 

このプロギアというメーカーは、プロ並みに3番アイアン、4番アイアンを苦労しながら使って、やはりミスショットしてしまう多くのアマチュアのために、4番アイアンのヘッドのソールを厚くしています。

 

かつ後方に膨らませることで格段に打ちやすくなった「タラコ」と呼ばれた特殊なクラブも開発して、今日のユーティリティの基礎を作ったメーカーでもあります。

 

このように生まれが2通りに分かれた中で、ダンロップはキャロウェイの日本進出の際に、代理店契約を結び、キャロウェイのゴルフクラブのOEMを行います。

 

その間、キャロウェイゴルフのやさしいクラブ作りのノウハウを学び、キャロウェイが日本法人を立ち上げてダンロップから離れた時に、ダンロップ独自のブランドでやさしいクラブを作ったのが2000年に発売開始された「ゼクシオ」なのです。

 

ですので、初代ゼクシオアイアンのバックフェースはキャロウェイの名器「ビッグバーサ」にそっくりです。

プロでもやさしいクラブを使う時代

時代は移り変わり、プロもやさしいクラブを使う時代になると創業以来やさしいクラブを作ってきたメーカーが脚光を浴びます。

 

とくに日本では女子プロゴルファーが、やさしく飛ばせるゴルフクラブを使う傾向があり、若手の間では「キャロウェイエピックフラッシュドライバー」と「ピンG410ドライバー」が人気の双璧になっています。

 

特にキャロウェイエピックフラッシュは、女子プロがそれまでのクラブ契約をフリーにしてまで使っていることからやさしく飛ばせることは明らかです。

さいごに

初心者にとって打ちやすさの目安とは、低重心化によって、ボールの下半分にヘッドの重心が入ること。

 

スイートエリアが広がることで、多少芯を外しても飛ぶこと。大型ヘッドによってボールのつかまりがよいこと。この3点を満たすクラブがやさしいクラブといえるのです。

 

以上のことから、初心者にお薦めのゴルフクラブメーカーは「キャロウェイゴルフ」と「ピン」になります。

 

この2社のクラブは、一貫してやさしいクラブを作り続けていますので、中古クラブを選んでも、どれもやさしいという事が挙げられます。

 

ただし、シャフトの選択は慎重にしてください。初心者だからと柔らかいシャフト、軽いシャフトというのは当てはまりません。

 

むしろ「しっかり振り切れる範囲内で重く、硬いシャフト」を選びます。この方が、タイミングを取りやすく、常に同じテンポとリズムで打てるからです。

 

初心者であれば、難しいクラブを選択せずにやさしいモノを積極的に選んでいきましょう。

 

もし、いまのクラブだとどうもうまく打てない、と思っているなら一度メーカーを見てくださいね。

 

先輩や上司から譲り受けたクラブは往々にして難しいクラブが多いものです。さっさとやさしいクラブ作りに長けたメーカーのものに切り替えましょう。