
ゴルフコースの基準は、パー72、すなわち18ホールを72打でホールアウトすればパープレーとなり、みんなのあこがれのスコアになります。
その中で1ホールは2パットが基準となります。
ワンオン2パット、ツーオン2パットといった具合にパー72だと2×18=36パットが基準になります。実にスコアの半分がパット数なのですね。
ところが、普段最も練習しないのがパットでもあります。プレー当日に練習グリーンで少し転がしておしまい、みたいな。
そうであるなら、せめて自分に合ったパターを見つけて、少しでも無駄なパットを減らしたいと思いませんか?
パターの種類は?
現在主流のパターを、そのヘッド形状で大きく分けると「ピン型」と「マレット型」とに分かれます。それぞれ見ていきましょう。
ピン型
ピン型とはゴルフクラブメーカーの「ピンゴルフ」が製作して大ヒットしたパターのヘッド形状から名付けられ、いまでは同タイプのパターも総称として代名詞にもなるほどポピュラーな形状のことをいいます。
その長所は、パターを構えた時に、トップライン、フェース、バックフェースのすべての直線が平行になります。
目標に対してスクエアに構えやすいことと、スイートスポット裏にそれら平行のラインと直角に交わるように細い線(サイトライン)が入ることでボールの中心をヒットしやすいことにありますね。
一方で、フェースの厚みがそれほどないので、自分でしっかり打ってあげないと十分な転がりがでにくいという繊細さと、自分で打っていかなければならないぶん、打ち出しの目標が狂いやすいことが短所として挙げられます。
- 重心が広くてミスショットに強い
- パターの操作性が良い
マレット型
マレット型とはヘッド後方が大きく後ろに張り出した形状のパターを総称し、ヘッドが大きいので真っすぐ引いて打てば目標がそれほど狂わずに打てるやさしさが最大の長所になります。
反面、慣性モーメントが大きいので打った方向にしか転がらず、繊細なタッチが出しにくいこととストロークの力加減がわかりにくく、必要以上にショートしたり、オーバーしたりという事が起きやすいという短所があります。
- 直線方向に構えやすい
- ストロークが安定しやすい
- ミスに強い
トウヒールバランスとフェースバランス
ピン型、マレット型を問わずパターの性質には「トウヒールバランス」と「フェースバランス」の2種類があります。
平らなテーブルの上にパターを置いた時に、ドライバーと同じようにフェースのトウ側(先端)が下がるのが「トウヒールバランス」、フェースが真上を向くのが「フェースバランス」になります。
ドライバーや、アイアンと同じ構造をもつものが「トウヒールバランス」であり、ゴルフクラブとしては特殊な構造なのが「フェースバランス」ともいえるわけです。
最初はフェースバランスのマレット型
フェースバランスというのは、慣性モーメントが大きくなります。すなわちフェースを向けた方向に真っすぐ転がるということです。
ですので、最初は目標に対してオートマチックに真っすぐ引いて、真っすぐヘッドを出すことを、練習もかねて実行しましょう。
そして狙い通りに目標に転がったかをチェックします。
目標に対してボールが転がらなければ身体が開いていたのか、手先でこねていたか、はたまた肩がかぶっていたかなどチェックできます。
その後、上達していったら、繊細なタッチが出せるトウヒールバランスのマレット型を打ってみることをおすすめします。これまでのことを抑えてる初心者向けのパターを紹介しておきます。
まとめ
ゴルフのパターには「ピン型」と「マレット型」がありましたね。その中でも、「トウヒールバランス」と「フェースバランス」と分かれています。
ゴルフ初心者におすすめなのはマレット型のフェースバランスでした!
パターはゴルフで最もスコアを良くするために必要なことですから、自分に合ったものをしっかりと選んでいきましょう!