スライスと同じように、ゴルフ初心者の方が悩まれることにトップやダブリがあると思います。

 

トップやダブリを完全になくすことは難しいですが、起こる原因を理解すれば、悩みは大きく解消されると思います。

 

まず、トップやダブリが起こる原因を説明します。初心者の方でトップ・ダブリとも起こる原因は同じで、スイングが不安定だからです。

 

  • ボールの上を打てば、トップ
  • ボールの手前を打てば、ダブリ

 

どちらもスイングが安定せず、ボールを上手く打ていないから起こります。

スイングを安定させるためのポイント

当たり前ですが、これには練習が必要です。残念ですが、練習なしでスイングは安定しません。

 

その練習の仕方ですが、1週間に1度200球打つよりも毎日30球打つ方が上達が早いです。時間が経つと忘れてしまいますし、始めたばかりの頃は、練習すればするほど上手くなります。

 

打つ球数は少なくてもいいので、毎日練習することが大切です。毎日練習が難しい場合は、家で素振りでも構いません。素振りも難しい場合は毎日クラブを握ってください。それでも変わってきます。

 

続いて実際ボールを打つとき意識するポイントですが、SWからPWぐらいの短いクラブを選び、ハーフスイングでボールを打ってみましょう。

 

  • ボールを置く位置は、体の中心より、少し右側
  • バックスイングは腰の高さ、フォローは胸の高さ
  • 手首の角度は固定

 

意識するポイントは、ボールの真ん中より下を緩やかなダウンブローで打つことです。ボールに当たって、次に地面にクラブが着く。これを意識して打ちます。

 

フォローの方を大きく取るのは、フォローで方向性と飛距離を出すからです。フォローの出した方向がボールの飛んで行く方向になりますし、飛距離はフォローの大きさで決まります。フォローもしっかり意識してください。

 

ハーフトップはOK。トップが出るのは仕方ない。でもダブリはダメ。まず、ダブらない打ち方を身につけます。

 

トップしてもボールは前に飛びますが、ダブリでは全く飛びません。同じ場所で何度も打つのは同伴者も後続も待たせてしまうので避けなければなりません。

 

この練習を続けていただいて、ダブリが出なくなってきたら、徐々にスイングを大きくしていきます。上手く打てなくなったら、またハーフスイングに戻って繰り返してください。そうやって繰り返してスイングの核を造りあげてください。

 

スイングが安定してきたら、今度はもう少しダウンブローの角度を強くして、上から入れてみようとかダウンブローさせずに、ボールだけを打ってみようとか色々な振り方をしてみてください。

 

そういうスイングの幅がコースで役に立ちます。ここからコースに出たときに起こりやすいトップとダブリを解説していきます。まず、練習場とコースの違いから説明します。

練習場とコースの違い

一番の違いはライです。練習場は人工芝でフラット。コースは天然芝で、アンジュレーションがあります。

 

人工芝は、少しダブってもクラブが滑り大きなミスショットにはなりません。

 

しかしコースに出ると、フラットではない地形に、芝も生え方長さも違います。そして天然芝では、少しでもダブると地面にクラブが刺さり、すぐ大きなミスショットになります。

 

芝だけでなく、バンカーもありますし、同じライはない。だから同じショットもない。これもゴルフの醍醐味です。

 

人工芝のゴルフと天然芝のゴルフは、違うスポーツぐらい感覚が変わります。まずは回数行って、慣れることが大事です。

 

コースでトップやダブリになりやすいライは「左足下がり」「つま先下がり」です。

左足下がりとは

普段よりも右にボールを置いたような状態になります。さらに右が高いためにダウンブローで打ちにくいです。特にすくい打ちをしている人はまず上手く打てません。トップ、ダブリともに出やすく上手く打つのが難しいライです。

対応策

ボールの位置は普段よりも左寄りにします。傾斜地からスイングする場合、傾斜に対して垂直になるように立つのがセオリーなので、左に傾くようにアドレスを取ります。

 

体重は左に乗せたまま、体重移動はせず、コンパクトなスイングをする。もしくは残り距離よりも短い番手を選び、上手く当てることを優先する。

 

傾斜の角度がそれほどでないなら、普段よりも上からダウンブローに入れるという方法もあります。また割り切って転がすというのもいい方法だと思います。トップは仕方ないです。ダブリにはならないようにしましょう。

つま先下がりとは

普段よりも離れてアドレスしているような状態です。また地面が普段のアドレスよりも下にあるためトップもしくは空振りになりやすいです。

 

また地面にネック部分が先に当たり、フェースが開きやすくためスライスが出やすいです。

対応策

普段よりも膝を深く曲げ、低いアドレスを取る。スイングはコンパクトに、でも少しアップライト振る。(縦に振ることを意識する。普段耳の後ろにトップ取るなら、耳と同じラインに)少し左めを狙うというのも大事です。

 

これら2つのライに関わらず、アドレスの取りにくい場所ではコンパクトなスイングが必須です。コンパクトで飛ばない分、番手を上げて対応するのがセオリーですが、初心者の方は短い番手で、ある程度グリーンの近くまで飛ばせたら大成功だと思います。

ダブリになりにくいクラブ

トップを防ぐクラブはありませんが、ダブリになりにくいクラブはあります。一般的にミスに強いと言われるアイアンです。

 

天然芝でも、人工芝と同じように滑ってくれると大きなミスにはなりません。どんなアイアンかというと、バウンス角が大きく、ソール幅が大きいアイアンです。

バウンス角

バウンス角は、クラブを垂直にしたときヘッドのリーディングエッジとソールが作る角度です。

 

ウェッジには、ロフト角と共にバウンス角がかかれていることがあります。一般的にウエッジでは12度以上がハイバウンス、8度以下がローバウンスと呼ばれることが多いです。

ハイバウンス

バウンス角度が大きいほど出っ張りが大きくなり、地面に刺さりにくくなり滑りやすくなります。ダブリに強く、またバンカーでも砂に深く刺さることがないため、出しやすくなります。

ローバウンス

バウンス角度が小さいほど出っ張りが少なくなり、様々なライに対応した打ち方ができます。テクニックが使える反面、ミスしたときに手助けとなるような機能はありません。

 

アイアンでもウエッジと同様に、バウンス角があり、その角度にも幅があります。アイアンでは5度以上あるとハイバウンスではないかと思っています。

 

ピンを筆頭に、キャロウェイ、テーラーメイドなど海外メーカーには、バウンス角9度から5度ぐらいのハイバウンスなアイアンがあります。

 

日本のメーカーは、ローバウンスなアイアンが多いですが、ソール形状を工夫してダブリに強くしています。

 

スリクソンの三角ソールやブリヂストンの丸みのあるソールは地面に刺さらず、滑ってくれます。バウンス角の表記がないものは、ソール形状を見るとダブリに強いかどうか分かります。

ソール幅

ソール幅は、単純に幅が広い方が地面に刺さらず、滑ってくれます。

 

特にユーティリティのような幅の広いアイアンは、ダウンブローのように打ち込むようなことはせず、払い打ちのように横からボールを打つイメージの方が上手く打てる場合もあります。

 

トップ、ダブリとも出やすいミスショットですが、コースでの進行を考えるとダブリはなるべく減らした方がいいと思います。前にボールが進むと自分も同伴者も後続もみんなが助かりますから。