
雨が降ると中止になるスポーツもありますが、残念ながらゴルフは中止になりません。
みんなが止めようとなれば、キャンセルになり「残念でしたね、また今度」となりますが、コンペなどの場合なかなか中止にはなりませんし、キャンセルしますとなかなか言えないです。
そこで初心者の方に雨のゴルフで、準備しておいた方がいい物、オススメアイテムを紹介したいと思います。また雨のゴルフで注意することをお教えしたいと思います。
雨の日のゴルフを楽しむための必須アイテム
レインウェア
レインキャップ
グローブ 3枚以上
フェイスタオル2、3枚
替えのゴルフウェア
雨のゴルフは、荷物がたくさんになります。ボストンバッグが小さめだと入りきらないかもしれません。
まず、レインウェアです。雨のゴルフには必需品です。基本的に高性能な物ほど高価になります。レインウェアで大事なのは、「耐水圧」と「透湿度」です。
耐水圧
生地に染み込もうとする水の力を抑える性能のことで、防水機能の高さを表しています。
小雨 300mm
中雨 2000mm
大雨 10000mm
嵐 20000mm
ゴルフでは10000mm以上があった方が良いと言われています。10000mmあれば、クローズにならない雨ならば、水がにじんでくることはないと思います。
しかし、耐水圧は段々と落ちてくるので、防水スプレーを使うなどのメンテナンスが必要です。
透湿度
汗などによる湿気を外に逃がす度合いを数値化したものです。数値が高いほど、湿気を逃がす能力が高く、蒸れにくいです。
快適にプレイするなら20000g/m2/24h、最低10000g/m2/24hは必要です。透湿度も使用していると段々下がってきます。
1万円ぐらいまでで、耐水圧10000mm、透湿度10000g/m2/24hのレインウェアは買えると思います。
もっと高い物になると耐水圧、透湿度の性能は更に上がり、それに加えて、ストレッチ性能が良くなり、スムーズなスイングができるようになります。レインウェアは、使用頻度が高くないので、長く使えます。長くゴルフをしようと思っているなら、2万円ぐらいの物をオススメします。
おすすめのアイテム
ゴルフレインウェアの最高峰。お値段も定価では27750円と値段も最高峰です。しかし、耐水圧、透湿度ともトップの性能で、ストレッチ性能も高い。誰が着てもその良さを体感できると思います。丁寧に扱えば10年近くは着ることができると思うので、決して高い買い物ではないと思います。
ワークマンなどで、安価で防水性能も高く、ストレッチの効いた物もあったりしますが、ズボンのポケットが貫通ポケットでなかったり、手帳がうまく収まるポケットではなかったりします。やはり専用に作られた物の方が色々便利です。
レインウェアと同様に雨のゴルフには必需品です。
通常のゴルフキャップでは、雨を防ぐことはできません。濡れてきて、頭がびしょびしょになってしまいます。レインウェアを着ても、レインキャップがなければ傘をさしてプレイしなければなりません。忘れずに、レインキャップを購入してください。
おすすめグローブ
グローブは濡れてしまうと滑りやすくなってしまうので、何枚も用意しなければなりません。
雨の程度にもよりますが、前半2枚、後半2枚の計4枚ぐらいでプレイすれば、グリップが滑ってどうしようもないということはないと思います。
グリップ力の高いグローブでも2枚ぐらいは替えのグローブを用意しておいた方がプレイに支障をきたさないと思います。
どちらもグリップ力が強く、雨に濡れた状態でも滑りにくく、オススメです。特にインスパイラルグローブは濡れた方がグリップ力が高まるという変わったグローブで雨の日に本当にオススメです。
フェイスタオル
汚れてもいいものを用意してください。ドライバーのフェースを拭いたり、グリップやグローブの水気を取ったりします。どうしてもグリップが滑るときは、グリップにタオルを巻き付けてショットします。そこまでしなければいけない雨はなかなかないですが。
フェースに水滴が多く付いていると、バックスピンが増えて、初速が落ちます。また挙動が不安定になりやすいです。
特にフェースに溝を切っていないドライバーは、水滴の影響が大きいです。打つ前には、フェースとボールを拭きましょう。
替えのゴルフウェア
上下とも用意しておきましょう。レインウェアを着る前に降られたり、雨が上がったとしても地面は濡れたままなので、汚れたり濡れたりするかもしれません。
替えがあれば、昼休憩のときに着替えることができます。濡れたままいると体が冷えてしまいますし、泥だらけでは格好がつきません。
ウェアだけじゃなくて、靴と靴下も予備があった方がいいと思われるかもしれませんが、靴と靴下まで濡れるような雨は警報レベルです。替えてもまたすぐに濡れてしまうと思います。
雨のゴルフの注意点
雨のゴルフは晴れたときと比べる様々な点でゴルフが難しくなります。
雨が降ると、地面が柔らかくなりダブリのミスがよりシビアになります。またダブると泥がベッタリ付くので、拭く手間も増えます。カジュアルウォーターも増えて、救済を受ける機会も出てくると思います。
またスイングのやりにくさ、雨による抵抗、ランがでない等の理由で飛距離は落ちます。
ラフは水を含んで重くなり、通常のラフよりももっと出しにくくなります。短い番手で確実に出しましょう。また無理をして長いクラブで出そうとするとクラブが抜けず、手首を痛める可能性もあります。
バンカーは、カジュアルウォーターもしくは最悪池になっている場合があります。その場合はローカルルールに従って、救済を受けてください。多くの場合、無打罰で横に出せます。
バンカーは、砂が水を含んでいるためエクスプロージョンができません。上手くボールだけを拾う打ち方が求められます。
グリーンは、水を含み重くなります。どしゃ降りの雨だとグリーン上に小さな川ができて、ボールが止められたり、意図しない動きになります。またカップにも水が溜まり、稀にカップから水が溢れていることがあります。
このときはチャンスです。かなり強く打っても、上を通り抜けることなく、ボールはカップに沈みます。
多くの場合、グリーンに水が浮きはじめて、川が流れるぐらいになるとクローズになると思います。コンペや競技の場合、不成立になります。
途中で雨が上がった場合
オススメは、ズボンだけはレインウェアを履いたままにすることです。カートの座面は濡れたままなので、ズボンのレインウェアでないと濡れてしまいます。
再び雨が降りだしたとき、上のレインウェアはすぐに着ることができますが、ズボンは手間取ります。スイングもズボンなら影響は小さいです。このような理由で、ズボンはレインウェアのままでプレイすることをオススメします。
雨の後のメンテナンス
自宅に帰ってきたら、クラブを全て出して、丁寧に水気を取ります。特にグリップはタオルでしっかり水気を取ってください。その後、完全に乾くまでしばらく置いておきます。
グローブも水気をしっかり取り、伸ばした状態で自然乾燥させます。レインウェアは、汚れを落とし、衣類表示に従って、洗います。それが面倒なら汚れを落とし、自然乾燥させてください。
濡れたままクラブを放置すると錆びたり、グリップの劣化が早くなるのでしっかり水気を取って乾燥させてください。