
グローブは、クラブとゴルファーを繋ぐ唯一のアイテムです。目立たないながらも、非常に重要なアイテムなのです。
グローブの役割は、手の保護とグリップ力を高めることです。しかし、グローブの素材によりグリップ力やフィット感フィーリングが大きく変わってしまいます。
素材によるグローブの性能の違い、サイズの合わせ方、おすすめメーカーをお教えします。
ゴルフグローブの合せ方
最初に、大まかなゴルフグローブの合わせ方について、説明します。ゴルフグローブは指の長さと手の甲で合わせます。色々なサイズを試してみて、指と手の甲が窮屈でないものを選びます。
また、メーカーによりサイズが異なります。サイズは書かれていますが、あくまで目安にしかならず、大きめの23cm、小さめの23cmが存在します。
指の長さもメーカーにより違います。手を入れて確かめることが一番確実です。
グローブの素材
グローブは大きく素材により、2つに分けられます。天然皮革と合成皮革です。
天然皮革
主にエチオピアシープと呼ばれる羊の革を使ったグローブです。
特徴は非常に柔らかく、素手と変わらないフィーリングがあります。フィット感も抜群で、非常に手に馴染みます。
天然の革のため、少し伸びます。握ったり開いたりできて、痛みがない程度に窮屈さを感じる物を選び、少し練習して、馴染ませるとピッタリのフィット感になると思います。
新しい物は高いグリップ力がありますが、使っていると、テカりが出でグリップ力が落ちてきます。
天然の革のため、水に濡れると滑りやすくなります。また濡れたまま放置するとバリバリに固まってしまいます。
このように天然皮革は、非常に手に馴染みフィット感抜群ですが、扱いに多少気を使う部分があります。
そして値段が少し高めで、大体1500円から2000円ぐらいします。安くても1000円程度、高ければ5000円ぐらいの物もあります。
おすすめメーカー
おすすめメーカーは「キャスコ」と「FootJoy」です。
キャスコ
キャスコはゴルフグローブで高いシェアを誇り、色々な会社にOEM供給しています。価格も1000円を切るリーズナブルな物から5000円と最高級品までラインナップがあります。
またキャスコは通常サイズとは別にキャデットと呼ばれる指が短めのモデルもあり、指が余る人にオススメです。
ゴルフ通販大手ゴルフダイジェットオンラインのセール時には800円ぐらいで買えるモデルですが、天然皮革の良さを充分に感じることができます。まとめ買いして、普段の練習に使うのもいいと思います。
FootJoy
プロ使用率が高いメーカーです。国産メーカーの天然皮革グローブより少し高めの値段設定ですが、革の柔らかさが素晴らしいグローブです。
指が少し長めの設定で、指が長めの人に向いていると思います。
FootJoyの天然皮革グローブの上位モデル。天然皮革のグローブの中でも柔らかさが際立っていて、フィーリングが最高です。
合成皮革
人工皮革とも呼ばれます。天然皮革と比べ、柔らかさや滑らかさは劣るものの、デザイン性、耐久性、グリップ力、フィット感など特徴を持たせたグローブが多いです。
人工皮革は、使用してもほぼサイズ感が変わらないので、最初から丁度いいサイズを選ぶ必要があります。
天然皮革は、革の質、縫製以外あまりメーカーごとの特徴はありません。色も白と黒2色しかありません。
それに比べ合成皮革は、大手から小さなメーカーまで色々な特徴を持ったグローブを販売しています。
おすすめメーカー
おすすめメーカーは「キャスコ」「イオンスポーツ」「ミズノ」です。
キャスコ
キャスコは上記の通りで、合成皮革でもおすすめのモデルがあります。
日本製人工スエードで、耐久性は抜群です。以前のモデルでは、3ヶ月で破れたら交換しますと宣伝していたほど耐久性に自信を持っている素材です。
さらにタフフィットは業界初0.5cm刻みのサイズ展開をしており、キャデットモデルもあり、オーダーメイドせずともピッタリなサイズが見つかると思います。
イオンスポーツ
イオンスポーツは、初めて聞く方も多いと思いますが、地クラブメーカーです。クラブ以外にもインナーやグローブを開発販売しています。
ゼロフィットは、イオンスポーツの中でインナー類のブランドです。ゴルフ以外でも様々なプロスポーツ選手が愛用しています。
インスパイラルグローブですが、かなり変わったグローブで、濡れた方がグリップ力を増すという特徴があります。
乾いた状態でもグリップ力は高めですが、濡れるとさらに強力なグリップ力を発揮します。わざわざ濡らしてから使用する方もいるほどです。
ミズノ
ミズノは皆さんご存知の通り、日本を代表する総合スポーツメーカーです。ゴルフ用品でも高い評価を受けています。野球のグローブのノウハウがゴルフでも活かされているように感じます。
ベルトが2つある珍しいグローブです。ダブルベルト構造により、4方向からしっかり締めることができ、緩みません。
またグローブ表面にもグリップ力をアップさせる凹凸の加工がしてあります。また派手めのデザインで、よく目立ます。
さいごに
ゴルフのグローブは、基本的に片手のみ付けることが一般的ですが、冬場は男性でも両手にグローブを着けることをオススメします。
ゴルフのグローブは薄いですが、それでも着けていると温かいです。かじかんでしまうとアプローチやパターに大きな影響を与えます。
女性の方は、常に両手グローブがオススメです。日焼け対策はもちろんですが、グリップ力が増して、ラフから打つときに効果を感じると思います。
グローブは、1枚だけでなく最低2枚。できれば3枚は用意して、ラウンドすることをオススメします。
汗をかくこともありますし、急な雨に降られるかもしれません。穴が開きそうな物は交換しましょう。いいスコアを出すためには、グローブは非常に大切なアイテムです。